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遺影写真のシミとカビを消去して複製させて頂きました。
- カテゴリー:実際の加工例
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京都府舞鶴市のお客様よりご依頼を頂きました。
(*お客様より掲載許可を頂きました。)
ご来店くださり、叔母様の遺影写真に汚れが出てしまい、何とか修復出来ないか?との事。
お持ち頂いたお写真
確認させて頂くと、カビが出ている様です。
ご葬儀の時に作られたそうです。
プリントされている写真の紙の質に寄っても、この様な状態になりやすくなる事があります。
ご遺影の様に長期間飾られる場合、劣化しにくいプリント用紙(※1)の紙質も考えなければなりません。
シミやカビも有りますが全体に日焼けをして色あせして黄色くなっています。
アップにした画像
お客様に修復可能な事をお伝えし、お見積もりさせて頂き、ご依頼を頂戴しました。
全面均等に汚れているわけでは無く、何か一定の濃度(濃さ)の所にカビが集中しています。
この様な修復の場合、お顔の調子や陰影を自然な感じで、残す様にカビやシミを消去していく必要があります。最初にお作りになった時のお顔の状態をイメージして、丁寧に部分部分を修復していきます。
修復後の画像
修復後の画像をお客様にメールでご確認頂き、OKを頂戴し、写真プリントさせて頂き、額装し納品させて頂きました。
お写真と画像データ(DVD)をお引取りにご来社頂き、とても喜んで頂き、有り難い事に、ホームページへの掲載を是非にと仰って頂きました。
有難う御座いました。
※1
(弊社は、世界最高水準印画紙FUJICOLOR 「Ever-BEAUTY PAPER for LASER TYPEⅡを使用しております。
特徴は
・鮮やかな色再現性・緑の微妙な色合い,鮮明な青や赤などの美しい色彩を,より自然に再現します。
・優れた白色度がさらに向上し,一段とヌケの良いハイライトを実現・長期安定な暗所保存性と優れた明所保存性に加え,窒素酸化物,オゾン等のガスに対する画像保存性が優れています。)