良い遺影を作りたい

20.04.01 カテゴリー:遺影写真

弊社では、良い遺影を作るために様々な研究をしております。そのきっかけになったのは、13年前にまだホームページで写真の修正や加工のサービスを始める前でした。当時はカタログや見本帳などの商品の現物の色調に印刷した時の仕上がりが合う様に修正すると言う美術写真製版の仕事がメインでした。

そんな時に一人のご婦人がご来社頂き、葬儀の時に作られたご主人さまの遺影がかなりボケてしまい困っていて、数件の写真屋さんに相談したが、断られ一軒のお店に弊社の事をお聞きになり来られたとの事でした。お話しをお聞きするとご主人が写真嫌いな方だったので、最近のものが、家族で撮った集合写真(L判サイズ)しかなく四つ切写真に拡大するとかなりボケてしまったようでした。

ご事情をお聞きし、今の現状よりは良くなる自信がある事をお伝えし、お受けする事になり、時間はどれだけ掛かっても良いので綺麗にして欲しいと言うお客様のご要望を受け、スタッフ全員で考え、意見を出し合い色々やり方をテストして当時ベストな仕上がりになった写真をお客様に確認して頂くと、涙を浮かべてとても喜んで頂き、何回もお礼の言葉を頂きました。その事がきっかけとなり、弊社の技術がお役に立てるのならと今の写真修正・修復のサービスをHPで始めさせて頂く事になりました。(遺影のご注文はコチラ)

 

良い遺影を作るには

 

1.一番良いのは、当たり前なのですが、お顔が大きく写っている写真かデジカメ画像(最近ではスマホの画像でも十分)でピントが合った状態のものから作る事です。この場合ご自分で作られてもどこの写真屋さんで作っても比較的綺麗に仕上がります。

 

弊社では、良い条件のものから遺影をお作りさせて頂く場合でも、最終仕上がりの状態での色調にとことん拘りますので、遺影写真に仕上がった状態がイメージ通りになる様にプリント写真のプリント仕様、プリント用紙に合わせて画像の色調を調整して仕上げさせて頂いております。

 

2.次に良い条件の写真や画像データが無い場合

 

弊社でのやり方

・故人様のお顔が小さく写った写真プリントしかない場合

弊社の特別仕様の高解像度スキャナーでシャープネスを利かせた画像と肌を出来る限りナチュラルにした画像をスキャンします。両方の画像からお顔がハッキリと肌が自然な感じになる様に丁寧に合成します。次に弊社独自の技術でさらにお顔を自然に綺麗な状態に修正させて頂きます。お洋服に関しては、絵柄等により別の写真や画像から合成する方が綺麗になる場合が御座いますので、その場合はご提案させて頂いております。

 

・故人様のお顔が小さく写った画像しかない場合

先ずは、写真プリントするサイズに適用する画像サイズ(解像度)に変換します。次にオペレーターが ソフトを使いノイズや粒子の粗れを丁寧に修復していきます。次に弊社独自のやり方でさらに鮮明で滑らかな状態にして上記同様お洋服に関しては、絵柄等により別の写真や画像から合成する方が綺麗になる場合が御座いますので、その場合はご提案させて頂いております。

 

・免許証や証明写真から遺影をお作りする場合

免許証や証明写真のお顔の大きさであれば、弊社の現在の技術では、十分に綺麗な仕上がりにさせて頂く事が可能です。ただし、お顔とお洋服のバランスで遺影の方がお洋服の比率が多い方がバランスが良くなりますので、お洋服用の別の故人様のお写真か画像があれば、合成させて頂き、無い場合は弊社で、ご用意させて頂きます。基本、弊社では故人様ご本人とものと合成させて頂く方が良いと思うからです。

 

・少しピントの甘いお写真や画像データから遺影をお作りする場合

かなりピントが甘いものは、今の弊社の技術では、綺麗に出来ませんが、少しピントの甘いものであれば、かなり良くする事が出来ます。実際に画像もしくは、お写真を確認させて頂かないと可能かどうかのご返事は、出来ませんがお見積りご相談は勿論無料でさせて頂きますので、お気軽にお問合せ下さい。

 

・元のお写真が絹目写真やインクジェットプリント写真から遺影をお作りする場合

拡大スキャンすると通常のスキャンのやり方では、どうしても凹凸やスジが目立ってしまいソフトでの修正も限界があるのですが、弊社の独自のスキャン方法で綺麗に仕上げさせて頂きます。

 

弊社では、画像や写真の加工にも自信をもっております。どんな事でもご相談ください

画像加工で解決出来る事

・集合写真で故人様が横や前の方で部分的に隠れている

・髪型が乱れてしまっている

・頭の上部が写真で切れてしまっている

・写真が暗く写っている

・故人様の眼鏡の光の反射など

 

ご家族の皆様にとって故人さまの遺影は特別な写真です。最初に感動を頂いた時の事を忘れず、ご依頼を頂戴する責任の重さを受け止め、日々研究を重ね少しでも良い品質になるよう努力をし続けて参ります。

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