戦時中の肖像画のご遺影の修復・サイズ縮小・プリント写真で複製 

カテゴリー:スキャニング , 写真修復 , 写真修正 , 実際の加工例

(*お客様より掲載の許可を頂戴しました。)

 

大阪府枚方市のお客様よりご依頼を頂きました。

 

お電話でお問合せを頂戴し、ご来店頂きました。

お家を新築されたので、それを機会にご祖父様とご曾祖父様の遺影写真をサイズを小さく綺麗にしたいとの事でした。

 

ご遺影写真を拝見するとそれは写真では無く肖像画のご遺影でした。

 

元々はもっと白い肖像画だったと思いますが、日焼けが酷く、左の額はガラスも無い状態でした。

(ガラステーブルの上に置いて撮影しています。背景と右の額の中は蛍光灯の光が写り込んでいますが左には無いです。)

 

打合せさせて頂き、現在330㎜x450㎜の肖像画像を四つ切りサイズ(25.6×30.5cm)のプリント写真にさせて頂く事になりました。

 

スキャニングの為、額から肖像画を出させて頂いたところ

裏から昭和15〜17年の頃の朝日新聞と毎日新聞が出てきました。

ほぼ戦争関係のニュースでとても考え深いものがありました。

 

高解像度スキャナーで四つ切サイズに縮小でスキャンさせて頂きました。

スキャン画像です。

 

破れや色焼けはありましたが、しっかり描かれた肖像画で絵柄は残っていましたので通常のスキャニングを致しました。

この状態から、モノクロに変換し、破れや傷、汚れを一つ一つ丁寧に消し調子を整えます。

 

修正画像です。

 

もう既にあるお祖母様のご遺影写真と並べて飾られるので大きさとトリミングを調整させて頂き、仕上げさせて頂きました。

 

 

修復後の画像をお客様にメールでご確認頂き、OKを頂戴し、写真プリントさせて頂き、額装し納品させて頂きました。

お写真と画像データ(DVD)をお引取りにご来社頂き、とても喜んで頂き、有り難い事に、ホームページへの掲載を是非にと仰って頂きました。

 

写真のプリント用紙にもこだわり世界最高水準印画紙FUJICOLOR Ever-BEAUTY PAPER for LASER TYPEⅡを使用しております。(印画紙に塗布されたエマルジョン(乳剤)が現像液と化学変化を起こし発色する銀塩プリントで、たった1つのドットで1,670万色もの色を再現します。微妙なハイライト部からシャドー部まで、染料や顔料を紙上に吹き付けるインクジェットプリントでは表現が難しい、自然でなめらかな階調表現を可能にします。)

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