遺影写真の用意について

20.03.01 カテゴリー:お客様のお声 , 遺影写真

 

遺影写真は家族にとって故人との大切な思い出を残す写真です。生前の故人らしい写真で綺麗に残したいものです。遺影写真の用意の仕方や注意しておきたいことなどについて説明させて頂きます。

 

 

・遺影写真の習慣

葬儀の時に遺影写真を飾る様になったのは、昭和初期の頃、葬儀社が葬儀のセットに写真撮影を組み込んだのが始まりです。確かに葬儀の時に故人を偲ぶのに祭壇に遺影写真がある方がよりリアルに故人の事を思い顧せます。葬儀の後も仏壇の近くに四つ切サイズの写真で額装して飾られるのが一般的ですね。最近は小さいL判やハガキサイズでフォトスタンドに入れて仏壇や棚の上に飾られるケースも増えて来ています。

 

・遺影写真の選び方

遺影写真には、生前の故人の人柄がわかる故人らしい写真を選ぶのが良いと思います。

葬儀の後は、普段家で仏壇に手を合わせるときや、親戚が集まる法要のときなど故人を偲ぶ時に故人らしいものの方が良いと思うからです。少し昔までは、喪服の遺影写真が主流でしたが、最近では個人らしい写真を選ばれる方が増えて来ています。趣味を楽しんでいる写真や家族旅行の時の写真など動きのある写真で遺影写真を作られる方も増えてきています。葬儀社では、一般的に故人の出来るだけ新しい写真を選ぶ事を進めている様ですが、最近では特に女性の方は終活で、生前に自分のお気に入りの写真から生前遺影を作られる方が増えて来ています。

 

 

 

・遺影写真の作り方

遺影写真は生前に作る生前遺影と故人のご家族が作られるものとがあります。

写真スタジオなどでも生前遺影のサービスをしているところが増えてきています。プロが撮影するので、当然良い写真に仕上がります。家族が亡くなられてから作られる場合は、葬儀社に元の写真か画像を渡せばお通夜までに仕上がります。

 

・弊社でよくご依頼を頂戴しているケース

 

・生前遺影写真の場合

女性のお客様が多いのですが、ご自分のお気に入りの写真からご自分が納得のいく遺影写真を作りたいとの事でご依頼を頂戴します。少し若い頃のお写真を遺影写真にしたいと言う方も多いです。

写真や画像の加工で、よくあるご要望は

 

・全体の色を綺麗にして欲しい

・お気に入りのお洋服と合成してほしい

・髪のみだれを直して欲しい

・少しシワやシミを目立たない様にして欲しい

・バックに好きなお花を合成したいなど

 

弊社では、どのような加工のご要望にもお応え致します。

 

・遺影写真の場合

ご葬儀で作られた遺影写真の場合慌ただしい中で、故人の写真を選ばれるので、後で落ち着いてから見るともっと故人らしい良い写真があったとか、小さい写真から作ったので全体的にボケた感じがするとか、色調が悪いと感じるなどで遺影写真を作り直したいと言うご依頼をよく頂戴します。

 

他に、ご家族の方から、準備の為に作りたいけど、ご本人様がスタジオに行って撮影出来る状態ではないので、デジカメ画像やプリント写真から良い写真を作りたいと言うご依頼もよく頂戴します。

 

遺影写真を綺麗に作るのに良い条件の写真や画像はお顔が大きく撮れていて、ピントが合っていて明るいものです。弊社では良い条件の物は勿論、悪い条件⇒例えば集合写真で顔が小さい、携帯画像で撮影したので画像が小さい、少しピントがあまい、表情は良いのですが顔の影が濃い、証明写真や免許証の小さい写真しかないなどの場合でも美術写真製版で養った技術と感性で写真プリントした状態が鮮やかで綺麗な遺影写真に仕上げさせて頂きます。ご依頼頂いたお客様に大変喜んで頂いております。(お客様から頂いたお言葉)

 

品質にご定評を頂き、全国よりご依頼を頂戴しております。

 

・遺影写真を小さくしたい

上記にも書かせて頂きましたが、最近よくご依頼を頂くのが今ある遺影写真を小さくしたいと言うご要望です。引っ越しや建て替えなどの住宅事情で、遺影写真を小さく飾りたいと言うお客様も沢山おられます。元の遺影写真を高解像度スキャナーで画像化し、色褪せ、汚れ、キズなども綺麗に修復させて頂き、

昔の遺影写真のキリヌキなども自然に修正させて頂き、小さなサイズの遺影写真に複製させて頂きます。

 

弊社ではご遺影写真のご供養もさせて頂きます。

 

遺影写真の作成の実例はコチラ

 

・白黒の遺影写真をカラーにしたい

祖父母様の遺影写真でどちらかが白黒写真なので、カラーに揃えてあげたいと言うご要望で、ご依頼頂く事が御座います。白黒写真のカラー化はやはりオペレーターの技術と感性で出来上がりに差が出ます。

色を付けるだけでは、仕上がりが写真に見えなくなり、不自然になってしまいます。色調を自然に彩色をしないと自然で綺麗なカラー写真には仕上がりません。オペレーターの腕次第です。

 

・遺影写真の処分について

弊社で良くご質問をお受けするのが、遺影を作り直した時に以前の遺影写真の処分についてどうすればよいのか?と言うご質問です。実は遺影写真の処分には、決まりが御座いません。かと言って普通に捨てるのには抵抗がありますよね。弊社では、京都と言う土地柄、近くに宗派に関係なく供養できるお寺がございますので、以前の遺影写真の供養もお受けさせて頂いております。スタッフ・ブログ(ご遺影写真のご供養をさせて頂きました)

 

遺影写真の作成の実例はコチラ

 

・ご葬儀の種類と変化

ご葬儀の種類にはいくつかあります。

・葬儀式

一般的な儀式で、宗教的なご葬儀で、ご遺族や親しい知人が、故人の冥福を祈り、魂を浄土に送るために行われる儀式です。僧侶が読経を行い宗教儀礼によって執り行われます。

・告別式

遺族や友人・知人などが故人と最後のお別れをする社会的な式典とされています。

・家族葬・密葬

故人の家族やごく近しい親類・友人のみで小規模に行われる葬儀のこと

・一日葬

お通夜を行わず、葬儀・告別式のみを一日で行う葬儀

・直葬(火葬式)

葬儀を行わず身内だけで火葬を行うやり方で、火葬時に僧侶にお経をあげてもらうやり方です。

・お別れの会、故人を偲ぶ会

最近の葬儀では、宗教や伝統的な形にとらわれないケースも増えてきています。

BGMに故人が生前好きだった音楽を流したり、故人の動画を放映したり、葬儀場を使わずホテルの宴会場などを使い明るい葬式をされるケースも増えています。

生前、故人からの要望でこういった形でされる方もおられる様です。

時代とともに、ご葬儀の形の変化は様々ですが、故人を偲ぶ思いであることには変わりありません。

 

遺影写真の作成の実例はコチラ