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写真の色調修正、色合わせ!(後編)
- 19.05.31 カテゴリー:写真修復 , 写真修正 , 印刷用画像修正
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弊社では、カタログや見本帳などのオフセット印刷で使用される商品画像を現物に色調を合わせると言うご依頼を沢山頂戴しております。
カーテンの見本帳で実例をご紹介させて頂きます。
撮影データ(約150点)
色や色調修正の見本のカーテンの端切れ(約350枚)
これらの撮影データとカーテンから生地の色や柄、質感などを実際のカーテンに合わせていきます。
この画像の場合、壁が少し青く冷たい感じがするので、青(シアン)を少しマイナスし赤(マゼンタ)と黄色(イエロー)をプラスし温かみを少しだし、カーテンの色調を合わせました。
当然施工されたカーテンには陰影つまり光の当たっている部分と影があります。又、夜のイメージで部屋の照明が着いた状態の写真と朝の日差しが入ったお部屋の状態のものでは、そこに写っているカーテンの色調も変化します。
そういった写真の流れに逆らってカーテンの色調を現物に合わせてしまうと、取って付けた様な写真になって不自然になります。この作業でも感性つまりカーテンの現物を見てイメージ写真と比べて実際にこの部屋の状態で現物のカーテンを施工したらどうなるか、影の部分をどの様に修正するか、又、光の当たっている部分のどの辺を現物の色に合わせるか・・・と言う風に考えて色修正をしていきます。
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モニターと経験でどの様な仕上がりになるかほぼ分かりますが、実際に印刷しないと分からない部分や、印刷所や用紙によっても変わりますので、修正データを校正刷り(試し刷り)します。
右側が校正刷りで微調整後左は訂正後の最終の印刷上がりです。
これでカーテンと印刷の色調が合いました。
要するに自分がカーテンを買う立場で、このカーテン良いなと思うイメージ写真にする事が一番良い色修正の仕上がりにつながります。
カーテンの素材感をきっちり掴んでいないと、光が当たった時の感じが上手く修正する事が出来ません。
また、凄く色が明るく綺麗だからと言って陰を明るくしてしまうと全体の質感が安っぽくなったりもします。
写真全体の流れにそってそこに写っているカーテンの色調を修正する事がとても大切です。
本日のブログは、読んで頂いても???となってしまいますよね。分かりづらくてすみません。弊社の新人の人達も・・・うん??と悩んでしまうかもしれませんね?でも言葉で説明するとこうなりますね。又、すぐに分かってもらったら私たち何十年もキャリアを積んだプロは要らなくなりますよね。デジタル技術がどんどん進んで、人の感性まで感じ取ってイメージを伝えたら全てお客様のイメージ通りに色修正してしまうロボットのようなものが発明されたら・・・・どうしましょう!!!
追いつかれないように技術と感性をもっと磨きます・・・(笑)はい今日も一日頑張りましょう!
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