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芦刈山町の『お火焚き』行事
- 11.11.24 カテゴリー:コラム
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毎年11月23日(勤労感謝の日)は
弊社が在籍する芦刈山町では、「お火炊き」と言う行事が行われます。
その年の町内会長様のお宅の前で行います。
朝、早くから町内の皆様と準備をし、聖護院の門跡が来町して護摩木を焚いて下さいます。
この風習、なんと江戸の初期から行われているそうで、元々は仏様の供養として始まったと
言われます。
現在では、町内の皆様が色々な願いを護摩木に書か、その護摩木に火をつけてご祈祷
頂きます
祭壇にお祭りしているのは、祇園祭の芦刈山の御神体の御頭です。
我々、町内の者は天皇さまとお呼びしています。
もともと染め物屋さんなど、火を扱うお仕事に携わる職人さんが多く住んでいた町内なので、
火の用心の願いも込めているそうです。
ご祈祷頂いた後は、護摩木を焚いた埋み火で、ミカンやスルメを焼いて、日本酒を片手に
「火炎宝珠」の焼き印を押した紅白まんじゅう、
三角形の岩おこし、冬ミカンを御供えして、
この3点セットをお下がりとしてお町内に配ります。この様な伝統を重んじ、行事を大切にされるご町内で我々も参加させて頂ける事に感謝の気持ちでいっぱいです。